新101系は西武鉄道の通勤形電車。旧101系で置き換えきれなかった池袋線の旧型車両を置き換えるために登場した。最終的には西武有楽町線・山口線以外のすべての西武鉄道の営業路線で運用実績があり、4000系の増備過程では秩父鉄道への乗り入れにも使用されていた。
片側3扉の鋼製車体で、車内はオールロングシート。前面デザインは旧101系から大きく変更され、機器類や内装にも2000系の設計が反映されている。ただし、2000系で採用された4扉は新宿線各駅停車の乗降時間短縮、前面貫通路は新宿線の一部地下化への備えを目的としていたため、いずれも新101系には採用されなかった。
当初は旧101系とともに池袋線に集中投入されていたが、徐々に新宿線にも活躍の場を広げた。1998年の多摩湖線ワンマン化以降は合計で4両編成10本がワンマン化改造とリニューアル改造を受け、うち7本が2025年現在でも狭山線と多摩川線で運用されている。非ワンマン車は2012年までに引退し、一部が他社に譲渡された。

251編成 是政・西所沢方より 競艇場前〜是政間にて 2024/12/29
現在の新101系はほとんどの編成が特別塗装をまとっている。251編成は近江鉄道120周年などを記念した近江鉄道100形「湖風号」塗装。

241編成 是政・西所沢方より 新小金井にて 2024/12/29
241編成も譲渡先の塗装で、伊豆箱根鉄道100周年コラボレーションカラー。真っ白な車体にラッピングで塗装を再現しており、これまでに延べ3編成が同様の塗装をまとっている。

247編成 是政・西所沢方より 多磨にて 2024/12/29
247編成は赤電塗装。

249編成 是政・西所沢方より 白糸台(白糸台車両基地)にて 2024/12/29
249編成は前面・側面の窓周りがウォームグレーに塗装されたツートンカラー復刻塗装。

261編成(2020年廃車) 国分寺方より 萩山にて 2010/01/01
導入当初の標準塗装は黄色とグレーのツートンカラーで、前面下部の飾帯(ヒゲ)や側扉のステンレス無塗装を含め、旧101系から引き継いだ。1990年代後半に、側面を黄色一色とする塗装変更が実施された。

編成番号不明 西所沢方より 西所沢にて 2010/01/01
ワンマン化前の姿。黄色い塗装に鼻筋の通ったブラックフェイスというのがワンマン化前の標準塗装だった。リニューアル前は進行方向右側の全面窓上には種別表示器が設置されていた。

先頭車側面
関東の私鉄では珍しい、20m・片側3扉の扉配置。本系列導入時点の西武では、片側3扉が本則で、片側4扉は駅間の短い新宿線の普通列車用として考えられていた。

中間車側面
パンタグラフはシングルアーム化されている。

側面行先表示器
行先表示器は幕式。

車内
車内はリニューアルされており、白色の化粧板と青系の座席という色の組み合わせ。優先席付近の座席は紫色とされている。

座席
10人がけのロングシートで、バケットシート。中央に掴み棒が増設されているが、袖仕切りは設置されていない。なお、オレンジ色の紐のようなものはサイクルトレインで自転車を固定するためのバンドで、多摩川線の一部車両のみに設置される。

側扉
戸袋窓のある両開き戸で、内側は無塗装。

側扉上部
ドア開閉を知らせる表示灯の上に、千鳥配置でLED式の車内案内表示器が設置されている。

運転室後部
運転室後部にもざせ地が設置されている。

運転台
ツーハンドルマスコンで、時代を感じさせるデザイン。

リニューアル前の車内
リニューアル前の車内はコルク模様の化粧板にこげ茶の座席という色の組み合わせで、床の色も異なっていた。また、座席はバケット式でない上に中央の掴み棒もなく、文字通りのロングシートだった。

リニューアル前の運転室後部
・形式のデータ
沿革 1979/07:新101系第1編成営業運転開始|1998/05〜:ワンマン化改造(1998/10:多摩湖線で営業開始)|2005/03〜:リニューアル工事|2010/03/22:多摩川線で運転開始|2021/02/01:狭山線でワンマン車の運転開始
編成数・両数 4両7編成(2025/09現在)
・ページのデータ
取材:2010/01/01・2010/03/23・2024/12/29
公開:
更新:公開後未更新